ケンジャニメは個人で制作しているアニメのファンサイトです。
ベクトル検索エンジンを使って、好きなアニメやキャラクターと似たアイテムを探すことができます。
ベクトル検索は似たような「感じ」のアニメや、似たような特徴のあるキャラクターを探すのにとても便利です。
例えば、青い髪のキャラクターをもっとたくさん知りたいとか、頭身小さめの日常系アニメをもっとたくさん知りたいといった用途に便利です。
また、アニメのアートワークをたくさん見ながら、デザインのアイデアをブラッシュアップしていきたいといった用途にも便利です。
ケンジャニメではアニメやキャラクターの画像からベクトルを生成し、インデックスを作成することにより、
面倒なクエリ不要で、気に入った画像をクリックするだけの簡単操作のレコメンデーションシステムの構築を目指しています。
ベクトル検索はAIの進化とともに進化し、とても高精度になっています。
しかしベクトルデータの巨大さはなかなか厄介な問題となり得ます。例えば、多くのシステムで利用可能な32ビット浮動小数点で
ベクトルをデータベースに保存した場合、現在一般的な768次元で1つあたり3072バイトになります。
汎用ストレージにとっては大したサイズではありませんが、やはりデータベースに「埋め込み」したいと思うと厄介なサイズなわけです。
そこでケンジャニメでは思い切って1バイトに量子化して保存してみることにしました。ベクトルのデータサイズは単純に4分の1の768バイトになります。
それほどの差は無いように思われるかもしれませんが、同じ予算内で4倍のデータを保存することができると考えると大きな差です。
性能の劣化も意識するほどではないようです。少なくともケンジャニメの用途には十分でしょう。
東京の秋葉原から電車で45分ほどの街に住んでます。こんにちは。
ところで私の地元にもアニメがありますので紹介したい。別に聖地としてポピュラーではありませんし、地元を宣伝するつもりもありませんが、アニメは面白いのでぜひ見てね。
アニメを探す簡単なツールが欲しかったからです。
ストリーミングプラットフォームでアニメをたくさん見みていると、おすすめに表示されるアニメはすでに見たタイトルか新作タイトルばかりになってしまいます。
それはレコメンデーションシステムの自然な性質だとは思いますが、多くの場合パーソナライズされているので、永遠にそのまま大した変化がないままなのです。
するとアニメを探すのは総当りになってしまいます。実際にやりましたとも。AからZまでリストを全部見て、気になるタイトルを探しました。
最初のうちは楽しいのですが、だんだん辛くなってきますし、実際には何度もやるはめになります。「気分」は毎週のように変わるからです。
二番目の理由としては、レヴューや視聴履歴とつながったレコメンデーションシステムとは独立したものを作りたかったというのがあります。
レヴューを読むのは楽しいですが、そのタイトルを見る前に読みたくないときもあります。タイトルの視聴中にレヴューを読んじゃって悲しい思いをするときもあるでしょう。
「え?これ低評価なの?面白いと思ったのワタスだけ?」みたいな。
それに、おすすめが表示されていると皆同じタイトルばかりを見る傾向があります。
それもまた楽しいのも違いないのですが、過去の名作を「掘りたい」ときもありますし、それは皆さんも一緒だと信じています。
要するに、ストリーミングプラットフォームやショッピングサイトにあるようなレコメンデーションシステムを、アニメを探すためだけに、
能動的に使ってやるようなウェブサイトが欲しいと思ったわけです。あえて言うなら、意図の存在しないレコメンデーションシステムとか、
手段が目的となったレコメンデーションシステムと言えるでしょう。
そして本当に、ケンジャニメはストリーミングプラットフォームのレコメンデーションシステムだけを切り取ってウェブサイトにしたような格好ですが、
パーソナライズされませんし、閲覧履歴を収集しません。よってログインも不要になりました。
昔、某動画投稿サイトに動画を作って投稿していたことがあります。ギャグ系の。自分ではオリジナルだと思っていたギャグでも、
先輩諸氏に「これはあのアニメのあのシーンっぽいね」と言われても自分ではなんのことだかさっぱりわからず、「え?あ.....。」みたいな感じになっちゃって残念な思いをしたことがあります。
まあどうでもいいんですけど、「そのアニメは知りません。」で終わってしまうと悲しいと思っています。「あー!名前は知ってますがまだ見てません。〇〇っぽいアニメですよね?」
くらい言えれば先輩諸氏も喜んでベラベラ説明してくれたことでしょう。まあどうでもいいんですけど。